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震災を乗り越えて

2011.08.08 [ 担当者:K.F ]

 7月30日、明人さんと文さんの結婚式を担当させていただきました。
 新婦の文さんのご実家は双葉郡葛尾村、福島原発から約22kmの地にあり震災以降
警戒区域に指定されています。ご家族はそれ以降故郷を離れ文さんが住んでいる郡山市で
新しい生活を始められました。
 そのような状況の中、新郎新婦お二人は結婚式を予定通り行うかどうか相当悩まれ、
何度も相談にお越しいただきました。お二人が下した決断は予定通りの開催。「披露宴を
一時は延期しようと思いましたが予定通りに行います」とのお返事をいただいたのが
5月の下旬でした。お二人が復興と明るい未来を力強く信じた決意の瞬間でした。
そして、「何としてもお二人のウエディングシーンをすばらしいものにしたい」、
私たちホテルスタッフがそう決意した瞬間でもありました。

 

さあ、結婚披露宴まで約2ヶ月。お二人の忙しい合間を縫って準備や打合せは進みました。
特に明人さんはJR郡山駅の復旧工事を担当している会社にお勤めで、震災以降はほとんど
休みなく仕事をされていたので、準備は想像以上に大変だったことでしょう。(ちなみに
明人さんとのやり取りをしたメールの受信はいつも深夜でした...本当にお疲れさまでした!)

 さて、ウエディングシーンに欠かせないのが写真です。

DSC_6546.jpgDSC_6910.jpgDSC_6722.jpg

お二人は1日たっぷりと時間をかけて前撮りをしました。

文さんのお母様にも1日付き添っていただきました。一緒に楽しんでいただけた
ようで、皆さんの素敵な笑顔が印象的でした。

 そんなこんなで準備開始から約2ヶ月。あっという間の披露宴当日です!

神前式.jpg

                              文さんの白無垢姿、とても美しいです!!

 

通常、両家代表の挨拶は謝辞というかたちで、披露宴の最後に行われますが、今回は様々な
想いをこめて、あえて披露宴の冒頭に行われました。

 DSC_3474.jpg

 お色直しの退席では、文さんが幼い頃から地元でずっと続けてきた剣道の恩師と...

 お色直し.jpgお色直しの入場は、純白のドレス姿で大好きなお父様と。

震災以降、お父様は仕事の関係でしばらくの間、家族と離れて生活をされていたそうで、

この日は、より特別な想いだったことでしょう。DSC_3559.jpg

 

 

 

 

 

 当ホテルもお二人の想いが伝わるよう、精一杯のおもてなしのお手伝いをさせていただきました。

 フランベの演出も好評でした。DSC_3613.jpg

 新婦が最後に手紙を読むシーンにはいつも感動させられますが、今回は特に特別な想いが込められており
「また家族みんなで故郷の地を踏みたい」と文さんが綴った時は出席者だけでなくホテルスタッフも
涙してしまいました。

 明人さん文さん、お二人の幸せのパワーは間違いなく出席者の皆さんの心に伝播したはずです!私たち
スタッフも元気と感動をたくさんいただきました。どうぞ今以上に幸せになって下さいね!
本当におめでとうございました。

 

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